モラトリアム世代から見たジャンプ問題
今更ながらジャンプの問題について頭の中が纏まってきたので思った事を書きなぐっていこうと思う
まあ最近のジャンプは全く読んでない上に該当刊すら読んでないので中身については言及しないしする権利もないと思うので僕が思った事でTwitterとかで論点になってないことについてを書く
僕が思った事で他の人が言及してるのをあまりみなかったのは
- (親や作者ではない大人の都合で)少年誌の表現規制をするのは子供の"知る権利"を侵害してるのではないか?
ということと
- 失敗するなら若いうちにした方がいいのでは?
という事である
前者の子供の知る権利を侵害してるというのは分かりにくいので例を出すと
学校で調べものをするときに検索上位のサイト(主にブログや個人サイト)がフィルタリングサービスに引っ掛かってWikipedia位しか見られなかった、という経験が僕らの少し年上のの世代より下はあると思う
ずばりこれが典型的な子供の知る権利の侵害なのではないかと思う
正直Wikipediaはそれほど情報の正確性を求めずに暇潰しにみるには良いサイトだと思うが調べ物に使うには微妙で、そこら辺の個人サイトやブログの方が分かりやすかったり正確な情報が書いてある事が結構あると思うが大人達の勝手な線引きのせいで見ることはできないのである
現状世界有数と言われる日本のインターネットの自由さの恩恵を多くの子供達が受けられない(勿論無制限で受けると危ないとは思うが)中、一番子供達の読書の入口となる少年漫画誌でも著者や編集部、親ではなく第三者の大人の手によってこの漫画は平気、この漫画はだめ、という"検閲"が行われる事はディストピアへの入口なのでは無いかと思ってしまう
もちろんポルノサイトや違法サイトのフィルタリングは必要だからフィルタリングに反対するのはけしからん、という意見もあると思う
だけど99割フィルタリングサービスの提供元は雑にフィルタリングをして、ブログやらなんやらのドメインを一律でブラックリストに入れているので勉強に関することが書いてあるブログも見れない
これはどう見ても過保護過ぎて子供を檻の中に閉じ込めているようなもので過剰なものだと思うのでもしフィルタリングを行うのならばもう少し細かくリストの運用を行うべきだと思う
ここでポルノサイトや違法サイトをフィルタリングしなくて良いと思ってるの?と思った人もいると思うが二つ目の話になる
失敗するなら若いうちにした方が良い、という考えだ
個人的には失敗から学ぶ、ということはあってもなにもしない、ということから学ぶ事は無いと思う
なので子供から危険なものや悪をなんでもかんでも遠ざけるのではなくて本当に危ない物だけを遠ざけて少しの危険や悪にはじゃんじゃん触れさせて失敗した方が良いと思う(自分で対処できない失敗でも助けを求めない、求められないような性格ならやめた方が良いと思うが)
例えばスーパーで多少ふざけて大声を出しても子供、特に小さい子供なら(親の態度次第ではあるが)大抵の人は笑って許せると思うが大学生が大声で騒いでても笑って許せる人は少ないだろう
もちろん大失敗はしない方が良いが子供のうちのものならネット上の大半の失敗は20年後、30年後には笑って話せるネタになっていると思うし周囲(特に学校とか企業)も笑って流してあげるべきだと思う
小さいうちにネットで失敗を積み重ねられなかった人が一昔前に流行ったバカッター案件みたいに大きくなってから大失敗をしてしまってるんじゃないのかと思う
まあ三行でまとめると
- 著者や親ではない第三者の基準で子供に与えるべき表現、作品を決めるのは子供の知る権利の侵害ではないのか?
- 子供にとって悪影響で真似すると困るというがむしろ小さいうちに子供に失敗させた方が良いのではないか?
- 5000兆円欲しい
ということである